今回からは実際に友人から依頼された案件とDX化について紹介していきます。
■案件1 アンケートの集計
依頼内容
友人の会社では毎日、指定のフォーマット(CSVファイル)でアンケートが届く。それをスタッフがデータベースに登録するフォーマットに加工し、登録している。
「特定のフォルダにあるアンケートをデータベースに登録するフォーマットに変換するマクロを組んでもらいたい。」というのが依頼内容になります。
イメージとしては
1.スタッフが特定のフォルダにあるCSVファイルを開き
2.手動でシステムに投入できるファイルへ転記する
そのような作業を
1.マクロが特定のフォルダにあるCSVファイルを開き
2.自動でシステムに投入できるファイルへ転記する
この依頼内容をどう進めていくか紹介していきます。
フォーマット
・アンケートのフォーマット
こんな感じで縦横で情報がちりばめられています・データベース取り込み用フォーマット(出力先のフォーマット)
各項目ごとにデータをまとめたフォーマットとなります。今回はマクロファイルにそのまま転記されます。
処理内容
ここまでの情報を基に、処理する内容を整理します。
1.CSVファイルを開き、情報を取得する
2.CSVファイルから取得した情報を出力先フォーマットに合わせて転記する
この2つを実行すればよいのですが、
1.CSVファイルを開き、情報を取得する
これをするために
1-a.特定のフォルダからCSVファイルを検索する
1-b.検索したCSVファイルを開く
1-c.開いたCSVファイルから情報を取得する
この3つの手順が必要になります。
また、特定のフォルダ内には1つのCSVファイルだけあるとは限らないので
3.「1.」に戻る
が必要になります。
ここで3.「1.」に戻るについてですが、実際に「1.」に戻る処理をしてもいいのですが、「1-a.」で検索するファイルが無くなったら終了なので、「1-a.」をメインに考えてみると一つの大きなループが出来上がります。
1-a. 特定のフォルダからCSVファイルを検索する
1-b. 見つかったCSVファイルを開く
1-c. 開いたCSVファイルから情報を取得する
2. CSVファイルから取得した情報を出力先フォーマットに合わせて転記する
1-a. 特定のフォルダからCSVファイルを検索する
1-b. 見つかったCSVファイルを開く
1-c. 開いたCSVファイルから情報を取得する
2. CSVファイルから取得した情報を出力先フォーマットに合わせて転記する
ここまでくると作るべきマクロが大体見えてきます。
大きな処理としては「ファイルを検索する処理」「ファイルを開く処理」、そしてファイルを開いたら「情報を取得する処理」「転記する処理」を作れば完成になります。
1. ファイルを検索する処理
2. ファイルを開く処理
2-1. 情報を取得する処理
2-2. 転記する処理
あとはプログラムを書いていくだけですが、一つポイントが。
1. ファイルを検索する処理
↓
2. ファイルを開く処理
↓
2-1. 情報を取得する処理
↓
2-2. 転記する処理
の順に一つの流れで記載してもいいのですが、
1. ファイルを検索する処理
2. ファイルを開く処理
この2つの処理は結構頻繁に使用するので、それぞれで作成しておくとこの先のマクロを組む際にも流用が簡単になります。
1. ファイルを検索する処理
↓
「2.ファイルを開く処理」を呼び出す
2. ファイルを開く処理
↓
2-1.情報を取得する処理
↓
2-2.転記する処理
↓
「1. ファイルを検索する処理」に戻る
「2.ファイルを開く処理」を呼び出す
↓
次を検索し戻る
あとはプログラムを書いていくだけですが、長くなったので分けます。
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■社内DX案件紹介
【社内DX案件紹介】データの期間によってレコードを分割しファイル出力する
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